簿記の目的

簿記3級

簿記とは何かについて解説

2020年8月26日

簿記は財務状況や経営成績などを明らかにするために欠かせないものであり、企業にとって重要な役割を果たしています。

この記事では簿記の目的について説明します。

簿記の目的

一般的に企業は利益を獲得することを目的に活動を行っています。
企業が発展するためには、過去の経営活動を分析するとともに、この分析に基づいて将来の経営活動の方針を決定しなければなりません。

そのため、日々の経営活動を帳簿に記録し、一定期日の財務状況と一定期間の経営成績を明らかにする必要があります。
なお、一定期日の財政状態を表す書類を貸借対照表といい、一定期間の期間の経営成績を表す書類を損益計算書といいます。

 

簿記とは

簿記とは「帳簿記入」の略語として誕生した言葉です。企業(会社や商店など)では、様々な経営活動が行われています。
商品の購入や販売、給料の支払いや広告宣伝費などです。
これらの経営活動を一定のルールに基づいて帳簿に記入する行為を簿記と呼びます。

 

会計期間

今日の一般企業は解散を想定せず、継続的な経営活動を想定しています。
そのため、財務状況や業績を明らかにするためには企業の活動を一定期間で区切る必要があります。この一定期間を会計期間といいます。

期首・・・会計期間の開始日

期末(決算日)・・・会計期間の終了日

期中・・・期首から期末までの期間

個人事業の場合は1月1日から12月31日までが会計期間です。
会社の場合の会計期間は通常1年で、開始日は1月1日に限らず任意に設定できます。

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