三分法

手形 簿記3級

手形の割引とは?仕訳・会計処理をわかりやすく解説

2020年9月4日

手形の割引

手形は基本的に支払期日が到来するまでは換金することができませんが、手形を銀行に買い取ってもらうことで支払期日よりも前に換金することができます。
これを手形の割引といいます。

手形を割引いた場合、手形の額面金額から割引料を差し引かれた金額を受け取ることになります。
この差し引かれた部分を手形売却損(営業外費用)として処理をします。

 

なぜ割引料が発生するの?
支払期日よりも早く決済したことによる利息相当額だからだよ。
割引料(手形売却損)の計算方法
額面金額×年利×割引日数÷365日=割引料(手形売却損)

約束手形を受け取った場合には次の3つの方法があります。
1.保管して支払期日に換金する。
2.裏書譲渡をする。
3.銀行で割引く。

 

仕訳パターン

手形の割引時

借方 金額 貸方 金額
当座預金 xxx 受取手形 xxx
手形売却損 xxx

手形売却損は営業外費用に計上されます。

 

例題

次の取引の仕訳を示しなさい。

手形100,000円を銀行で割引き、割引料2,000円が差引かれた残額98,000円を当座預金に預け入れた。

【解答・解説】

借方 金額 貸方 金額
当座預金 98,000 受取手形 100,000
手形売却損 2,000

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