日商簿記２級は、経理の仕事に役立つだけでなく、転職活動でも有利になるため人気の資格です。
2020年からネット試験（CBT方式）も導入されました。
この記事では、日商簿記２級の合格率などについて解説します。
統一試験の合格率
第159回（2021.11.21）の合格率は30.6％でした。通常の回と比べて難易度が下がった当たりの回でした。
日商簿記２級の第149回から第159回の合格率は次のとおりです。
| 回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者 | 合格率 |
| 159（2021.11.21） | 27,854名 | 22,626名 | 6,932名 | 30.6% |
| 158（2021.6.13） | 28,572名 | 22,711名 | 5,440名 | 24.0% |
| 157 （2021.2.28） | 45,173名 | 35,898名 | 3,091名 | 8.6% |
| 156 （2020.11.15） | 51,727名 | 39,830名 | 7,255名 | 18.2% |
| 154（2020.2.23） | 63,981名 | 46,939名 | 13,409名 | 28.6% |
| 153（2019.11.17） | 62,206名 | 48,744名 | 13,195名 | 27.1% |
| 152（2019.6.9） | 55,702名 | 41,995名 | 10,666名 | 25.4% |
| 151（2019.2.24） | 66,729名 | 49,766名 | 6,297名 | 12.7% |
| 150（2018.11.18） | 64,838名 | 49,516名 | 7,276名 | 14.7% |
| 149（2018.6.10） | 52,694名 | 38,352名 | 5,964名 | 15.6% |
| 最高合格率 | 30.6％（159回：2021.11.21） |
| 最低合格率 | 8.6％（157回：2021.2.28） |
| 平均合格率 | 20.1％ |
第157回（2021年2月）の8.6％という合格率は、第107 回（2004年6月）の5.7％に次いで低い合格率です。
ネット試験（CBT方式）の合格率
日商簿記２級のネット試験の合格率は次のとおりです。
| 回 | 受験者数 | 合格者 | 合格率 |
| 2020年12月～2021年３月 | 29,043名 | 13,525名 | 46.6% |
| 2021年４月～９月 | 46,516名 | 18,037名 | 38.8% |
| 累計 | 75,559名 | 31,562名 | 41.8% |
ネット試験の平均合格率は41.8％です。
まとめ
近年では、日商簿記２級の合格率は20％前後で推移しています。
直近10回の平均合格率は20.1％ですが、第157回の合格率は8.1％、第159回の合格率は30.6%と変動が大きく、ハズレ回と当たり回があります。
統一試験の平均合格率は20.1％、ネット試験の平均合格率は41.8％ですが、日本商工会議所は統一試験とネット試験の難易度は同じと公表しています。
統一試験で惜しくも不合格だった人は、次回の統一試験を待たずにネット試験で受験することをおすすめします。