広告 簿記3級

受取利息・支払利息の仕訳、会計処理

銀行預金や貸付金などから利息を受け取った場合、適切な仕訳が求められます。

受け取った利息は『受取利息』勘定で、支払った利息は『支払利息』勘定で記帳します。

特に銀行預金に関する利息は、源泉徴収税が差し引かれるため、その取り扱いにも注意が必要です。

本記事では、利息の仕訳方法について解説します。

 

受取利息と支払利息

利息の受け取り時には『受取利息』勘定を使い、支払時には『支払利息』勘定を使用します。銀行預金に関する利息では源泉徴収されるため、その処理も重要です。

科目 内容
受取利息 利息を受け取った際に記帳。営業外収益として計上。
支払利息 借入金に対する利息を支払った際に記帳。営業外費用として計上。

 

具体例

<例題1>
A社(貸主)はB社(借主)に対して事業資金として融資している。本日、B社は融資資金に対する利息30,000円をA社の当座預金口座に振り込んだ。

(仕訳-貸主A社)

借方 金額 貸方 金額
当座預金 30,000 受取利息 30,000

 

(仕訳-借主B社)

借方 金額 貸方 金額
支払利息 30,000 当座預金 30,000

 

<例題2>
銀行預金に対する利息が普通預金口座に振り込まれた。総額10,000円の利息に対して、源泉税2,031円が差し引かれた(所得税1,500円、住民税500円、復興特別所得税31円)。

(仕訳)

借方 金額 貸方 金額
普通預金 7,969 受取利息 10,000
租税公課 2,031

 

まとめ

利息の仕訳には、『受取利息』と『支払利息』を使用し、それぞれ営業外収益と営業外費用として記録します。

また、銀行預金に関する利息では源泉税が差し引かれるため、その税額分を『租税公課』として記帳する必要があります。

-簿記3級